私たちがチェンマイに旅したきっかけは、エリちゃんがラオスのルアンパバーンで出会った友だちに、「ここが好きならチェンマイも気に入るはず」と言われたことでした。そしてチェンマイには何があるのだろうと調べてみたときに、カオソーイの存在を知ることになります。初めてのカオソーイは現地でと決めた私たち。先週まで続けてきた当連載の締めくくりとして、カオソーイのまとめをします。
■1カオソーイ:MAE PA SRI
正真正銘、初めてのカオソーイ。チェンマイに到着したその日に、偶然たどり着いたお店で食べたカオソーイです。ガイドブックには載っていないけど、それまで写真や文でしか知らなかった本物のカオソーイを見て、食べて、ふたりとも大興奮。人さし指を立てたポーズ(記事を見てくださいね!)は、もちろん「1カオソーイ」のカウントを表しています。最初からカオソーイを数えるという発想があったことに、今さらながら感慨深い思いです。
■2カオソーイ:Sheryle’s Restaurant&Bar
2カオソーイは、全体的に値段がお高めのレストラン&バーで。地元の人を見かけなかったので、観光客向けのお店でしょうか。カオソーイの具材のバリエーションがいろいろあり、豆腐好きの私は豆腐カオソーイにしてみました。でもやっぱりチキンがおいしいと思う!日本では9割方チキンのカオソーイですが、本場チェンマイでは鶏、牛、豚が選べるお店が多かったです。それぞれのスタイルに合った食べ物を選ぶというのは、日本人にはあまり馴染みがありませんよね。文化的な違いも実感したのでした。
■3カオソーイ:ファンペン(Huen Phen)
3カオソーイは、いわゆる定番のお店です。立地もよいので、チェンマイに訪れる人のほとんどはファンペンにくるのではないでしょうか?アオ・カオソーイ!でも、何度も登場していますよ。北タイ料理であるカオソーイは辛くないのが基本ですが、ファンペンのものは辛い方です。3杯目ともなると、お店によって味も見た目も全然違うことがわかってきて、面白さを感じ始めたところです。
■4カオソーイ:カオソーイ・サムージャイ
旧市街からは少し離れていますが、2つの有名店にはぜひ行ってみたいものです。ソンテオやトゥクトゥクなどを利用しましょう。1軒目はサムージャイ。朝イチは地元の人で賑わっていました。器に箸の橋がかけられて、その上には付け合わせの小皿を乗せて提供されます。こってりしたスープはスパイシーで、揚げ麺はスナック菓子並みにサクサクポリポリの食感です。店頭で焼いているムーサテを注文すると、玉ねぎのピクルスもついてきました。ムーは豚、サテは串焼きのことで、東南アジア諸国で広く食べられています。
■5カオソーイ:カオソーイ・ラムドゥアン
サムージャイより歩いて5分ほど手前にあるのが、ラムドゥアンです。ハシゴなのでお腹がきつく、1杯頼んでシェアするつもりが、あまりのおいしさにあわてて追加注文しました。カオソーイといえばココナッツのイメージがありましたが、ここのはそんなに目立たない感じです。どのお店にも良さがあると思うので、比べる必要なんてないですが、個人的にはラムドゥアンの方がおいしいと思いました。初めての人、ここまで行くならぜひ両方訪れてみてくださいね。
初めてのタイで5店舗を食べ歩いた経験は、私たちのカオソーイ体験として最高のものとなりました。これがきっかけで「日本に帰っても食べ歩きをやろう!」というモチベーションになったわけなので、本当に思い出深い旅です。今年はセカンドチェンマイを予定しているので、その様子もお伝えできるといいなと思っています。
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エスニックが得意でないのに、2度目のタイ旅行をするというので、チェンマイとカオソーイをおすすめしました。旧市街で3店舗も回ってくれましたよ。
キッチンカー「サワディーCar」でカオソーイを販売している舟橋さん。プロの目線で、5店舗のカオソーイを調査・分析しています。
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