36カオソーイ:ポム(田端)

アオ・カオソーイ!(カオソーイください!)


今回のお店は、田端にあるポムです。JR田端駅北口から、アスカタワーをぐるっと巻く上り坂を登って左折すると、お店に着きます。高台へは歩道橋でも行けますが、階段がつらいのでこのルートがおすすめ。




2017年にポムがオープンする前は、同じくタイ料理のルン・ルアンが入っていました。ハラール(イスラム法で合法のもの)と知らずにビールを頼もうとして、「ビールないよ。飲むならコンビニで買ってきてね」と言われたことと、お母さんがめちゃくちゃ陽気で、一見の私にも120%のフレンドリーさで対応してくれたこと(常連さんにはたぶん250%くらい)が印象に残っています。ここのカオソーイは米麺でした。さて、ルン・ルアンの思い出はこれくらいにして…





タイ大使館で修行を積んだという確かな腕をお持ちのポムさん。その名前を冠したこちらのお店では、南部タイの料理が楽しめます。北部の郷土料理であるカオソーイはさすがにないだろうという思い込みのもと、なかなか訪問できずにいました。どうしてもタイ料理が食べたくて、でも遠出するには疲れたなというある日、通勤経路の途中にあるここへ来ようと決めて食べ◯グをのぞいてみました。


あるではないですか…カオソーイ…!メニュー写真がアップされていたのでした。





というわけで、帰りのタイミングが合った同僚を誘って、平日の夜6時半に入店しました。ルン・ルアンの時とレイアウトや内装は変わっているものの、テーブルやイスは同じままで、懐かしい気持ちになります。





大好物のヤムウンセンは、温かくってもう最高の味。自分で作るときは、パクチーの代わりにセロリを入れることが多いのですが、こちらのヤムウンセンにもセロリが入っていてうれしかったです。お皿に添えられた葉っぱ(キャベツ)とチョウチョ(大根)の飾りもきれいでした。





ヤムウンセンを食べ終える頃、カオソーイがきました。テーブルに置かれると同時にスープのいい香りがぶわっときて、絶対においしいことを確信。レモンも、高菜も、紫玉ねぎさえも入っていないのに、何でこんなにおいしく作れるんだろうと感動しました。チキンはちょっと筋があったのでまぁまぁといったところ。でも、揚げ麺のパリパリ具合と、細ちぢれ麺の食感と茹で加減は抜群で、千切りの白菜がシャキっとした食感を楽しませてくれました。





最後にきたのはカオパットクンです。かなり満足のいく量でしたが、カオソーイの量がおさえめだったので、ペロッと食べてしまいました。カオソーイのスープは下げずにおいてもらって、ちょっと失礼かしらと思いつつ、カレーとして食べても当然のようにおいしいのでした。


今回は、南部料理に手をつけられませんでしたが、個人的にはとても便利な立地なので、これからは通ってしまいそうです。ホーモック・カノムクロックというやつを食べてみたいな。



(後日追記)
カウント写真を撮り直しに、5月に再訪。そのとき食べたクイッティオトムカーガイ(1000円)もとてもおいしかったです。





トムカーガイは、鶏肉とカー(ガランガル。タイのショウガのこと)をココナッツミルクで煮込んだ料理。それにクイッティオ、つまり米麺が入った料理でした。レモングラスやコブミカンの葉もたっぷりで、甘味と酸味のバランスが絶妙でした。



■今回のオーダー
カオソーイ 1000円
ヤムウンセン 800円
カオパットクン 900円




■店舗情報
ポム タイ料理
東京都北区田端5-2-13
TEL: 03-5814-8028
11:00 - 15:00、17:00 - 22:00
JR田端駅北口から徒歩4分


※この記事は、2018年2月に取材したものです。

アオ・カオソーイ!

タイ北部料理「カオソーイ」をこよなく愛するカオソーイ大使のふたりが、カオソーイの魅力を発信します。東京近郊のカオソーイを食べ歩き、カウントしています。

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