12カオソーイ:ピッキーヌ(阿佐ヶ谷)

アオ・カオソーイ!(カオソーイください!)


今回のお店は、阿佐ヶ谷にあるピッキーヌです。この日はとても寒く、雪がちらついていたので、昔ながらの喫茶店のようなお店が見えてきた時には、とてもほっとしました(隣の「名曲喫茶ヴィオロン」は、経営者が同じだそう)。看板のピッキーヌの文字も可愛いです。


到着したのは木曜日の午後6時半過ぎ。私たちには珍しく、平日夜の訪問です。お店に入ると、お兄さんが一人、隅の席で麺をすすっていました。決して広くはないけれど、静かで落ち着く店内。2階にも席があるようです。




カオソーイは850円です。メニューには「カウ ソイ…チェンマイ名物のソバ」と表記があります。「ソバ」という言葉に驚く私たち。カオソーイは「カレーラーメン」と表記されているのを見かけることは多いのですが、「ソバ」は初めて見ました。新しいものに出会える予感がします。


運ばれてきたのは、見た目はごく普通のカオソーイ。ソバ感はありません。でも、スープを飲んでみると、辛くないし、なんとなく和風の味がするような…?ココナッツミルクもそんなに主張しないので、タイ料理初心者の方でも親しめる味です。





ピッキーヌのカオソーイで特徴的だったのは、上にのっている揚げ麺が揚げたてだということ。注文後しばらくして、麺を揚げる油の音が聞こえてくるのがなんともテンションの上がるひと時でした。食感は軽く、サクサクでとっても美味しい。


また、お肉が豚肉だったのもちょっとした驚きでした。日本では鶏肉入りのカオソーイが提供されることがほとんどなので、鶏肉を差し置いて豚肉というのは珍しいのです。全体のボリュームもちょうど良く、ペロリと平らげてしまいました。



◆ヤムウンセン 1200円


ほかには、前々回の999で登場したソムタムと同じくらい大好きな、ヤムウンセンという春雨サラダを注文しました。こちらも美味しい!さすがは歴史あるお店の料理です。


阿佐ヶ谷は、駅前の通りに飲食店が集中していて、ピッキーヌに向かう道すがらにも魅力的なお店がいくつもありました。カオソーイを食べに訪れたついでに、お店をはしごするのも楽しいかもしれません。




■店舗情報
ピッキーヌ
東京都杉並区阿佐谷北2-9-5
11:00 - 15:00、17:00 - 23:00 /火曜定休
JR阿佐ヶ谷駅 北口から徒歩5分


※この記事は、2017年2月に取材したものです。

アオ・カオソーイ!

タイ北部料理「カオソーイ」をこよなく愛するカオソーイ大使のふたりが、カオソーイの魅力を発信します。東京近郊のカオソーイを食べ歩き、カウントしています。

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