ファーストチェンマイ 旧市街中心(第4回)

旧市街西側にあるワット・プラシンは旧市街で最も大きな寺院ですが、ここから東側のターペー門まで東西に貫くラーチャダムヌーン通りがあります。真ん中あたりには警察署や役所があり、観光スポットや飲食店も集中するエリアです。この通りのすぐ南側にはワット・チェディルアンがあり、旧市街散策の目印になります。今回は中心部のお話です。




■チェンマイ市芸術文化センター[観]


チェンマイの歴史や文化について、知ることも大切だよねと訪れたのはここ。外には三人の王様像があり、市民がお参りをしている様子が見られました。パスポートを預けると日本語のガイドブックを貸してもらえました。展示室には諸言語に対応した音声ガイドボタンがあり、日本語でも説明が聞けます。


◆ミュージアムショップでゾウのキーホルダーを買ったエリちゃん


この建物は、1924年に王室のために建てられたもので、一時は県庁として使われて今日に至るとのことです。展示自体も決して新しいとはいえませんが、好感が持てる内容で一見の価値があると思いました。


大人 90THB
営業時間:火曜日~日曜日 08:30-17:00



■キャットオーチャー[食]


芸術文化センターのほど近くにある、町の食堂です。こちらのお店はカオマンガイの人気店。プラスチックのお皿に鶏の出汁で炊いたご飯が盛られ、鶏肉がデーンとのったカオマンガイは、とてもおいしい。ソースもおいしい!レバーっぽいのは、鶏の血を固めたものだったみたいです。何もわからず食べたから、あんまり印象に残っていませんが、ちょっと衝撃。



ムーサテもおいしいと評判だったので頼みました。サービスで冷たいタイティーを出してくれて、おいしくって、たくさん飲んでしまいました。ムーサテのムーは豚、サテは串焼きのこと。店頭で焼いていることも多く、ピーナッツソースをつけて食べます。付け合わせにはウリ・キュウリ系や赤玉ねぎ、トウガラシなどが出ます。



■MAE PA SRI[カオソーイ]


チェンマイに着いた日、ホテルに荷物を置いてから、カオソーイを探すついでに旧市街を練り歩いてみることにしました。あちこちに点在するお寺や、道端に停められたトゥクトゥク、古い日本車のある風景に目を奪われながら、街のにおいに鼻をひくつかせながらの散歩はとても楽しいです。


暑いので、屋台でペットボトルの水を買いました。チェンマイで初めての買い物は、10THBの水。買って早々ペットボトルを落として砂だらけにしてしまった私に、お姉さんはとても親切で、ボトルを洗ってくれただけでなく、手を洗う水まで用意してくれました。その優しさに感動して、タイの人が一気に好きになってしまいました。



感動冷めやらぬなか、しばらく歩いて見つけたのが、町の食堂風のこのお店、MAE PA SRIです(なんて読むんだろう)。店頭のメニューを見てみると、期待通りにカオソーイがありました。お店は東屋のような作りになっているので、吹き抜ける風が気持ちいいです。カオソーイとの初対面は、かなり感動的でした。これが…カオソーイ…!!


◆「1カオソーイ!」のポーズ。ここからカオソーイカウントの発想が始まっています


「あんまり辛さはないけど、ココナッツがきいていてすごくおいしい。すだちみたいなのと、玉ねぎ、高菜を加えて食べる。卓上の調味料を入れて、ピリ辛にするとちょうどいい。入れなくてもおいしい。かなり好き!」



■ファンペン(Huen Phen)[カオソーイ]


カオソーイのほかに、カントーク料理を食べてみたいと思っていたえりエリ。カントーク料理は台座のついたトレイの上に料理を並べて食べる、伝統的で格式の高い料理なんだそう。旅の途中での作戦会議の結果、ファンペンには滞在三日目の朝、カオソーイを食べるために行くことにしました。カオソーイが食べられるランチ時間帯は町の食堂、夜になるとレストラン、ふたつの顔を持っています。ここはガイドブックにも載っているので、日本人にとっても馴染み深いであろうお店です。


◆3カオソーイ


「こちらのカオソーイ、スープの見た目も赤くて辛みもそこそこ強い。揚げ麺がスナック状になっていて、これまたおいしい。カレーもそうだけど、カオソーイってお店の個性が出ておもしろいな。一緒に頼んだマンゴージュースとの甘さとのマッチングもすばらしいです。」



■おじちゃんの革小物屋さん[買]

◆店名がわからないのです…水色のお店の奥が革小物屋さん(たぶん)


革ものが好きな私たち。たまたまお店の前を通りかかり入ったが最後、やめられない止まらない状態になってしまいました。結局私は、革が使われていないブレスレットを250THBで買いました。アクセサリーなどの小物類だけではなく、ベルトや鞄もたくさん売っていました。お店の一角にある工房スペースでは、おじさんがせっせとアクセサリーを作っているのが見えます。かわいい袋に入れてくれたのがうれしかったです。



■バイデザイン(By Design)[買]


外観からしてかわいすぎる、雑貨屋さんです。服やアクセサリーもたくさん売っています。ガラスの奥はカラフルな雑貨の山。かわいいものたくさん。ドアのぞうさん暖簾があまりにもかわいかったので、3つ買いました。今は部屋の窓辺につるしています。屋台やマーケットでも似た物が安く売っているけど、ビーズや色味のかわいさはここのが一番。当時はピアスホールがなかったので買わなかったけど、次はピアスがほしいな。



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◼︎旧市街散策そしてクレイジーバードとの出会い


旧市街で一番大きくて格式の高いお寺、ワット・プラシンを背にしてラーチャダムヌーン通りを行き、雑貨屋さんでチャームを買いました。5つで220THB、ゾウがかわいい。その中に目がボタンでできた鳥がいて、よく見るとかなり不気味なんですが、妙~に気に入ってしまって1羽紛らせることに。


◆(左)かわいいゾウ/(右)クレイジーバード


チェンマイ警察署を右折して直進、突き当たりの角にはファンペンがあります。そこでさっきの鳥を袋から取り出し、クレイジーバードと名付けてかわいがることにしました。



ラチャマンカ通りから日陰の道を求めて左に入ると、ワット・チェディルアンがありました。仏塔は半壊しているにもかかわらず荘厳。むらさきの制服を着た女の子たちの原付3人乗り、かわいかった。



チェディルアンの裏手の道を行くと、Jhaban Rdに出ます。警察署を左手に見てまっすぐの道は、まだ歩いたことのない道。すすんでいき、右折して入った道はインタワローロット通りで、地元の食堂がつらなっています。ここにキャットオーチャーもあります。



自分たちの足であちこち歩いていると、だんだん頭の中で地図が出来上がっていき、街のことがわかっていくような気がしますね。


※この記事の現地情報は、2015年11月のものです。

アオ・カオソーイ!

タイ北部料理「カオソーイ」をこよなく愛するカオソーイ大使のふたりが、カオソーイの魅力を発信します。東京近郊のカオソーイを食べ歩き、カウントしています。

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