26カオソーイ:バンセーン(御茶ノ水)※閉店

アオ・カオソーイ!(カオソーイください!)


今回のお店は、御茶ノ水にあるバンセーンです。千代田線や丸ノ内線など、複数の路線が利用できるので、くわしい場所は地図を見てください。JR御茶ノ水駅からも徒歩圏内です。本郷通りに面した雑居ビルの5階にあります。




会社帰りの午後6時半、眼科を受診したあと立ち寄りました。私の通う井上眼科は明治時代から続く病院で、夏目漱石も通っていたところ。漱石作品を読んでいると、この辺り、神田界隈の地名がたびたび登場します。えりエリと御茶ノ水との縁は学生時代に遡りますが、今も大好きな街です。


バンセーンに来るのは2回目。エレベーターを降りると、雰囲気のよいレストランといった感じのフロアに到着です。そして、なんと、お客さんは終始私ひとり!予期せぬ貸し切り状態に若干の緊張を覚えつつも、注文する頃合いにはそっと見えるところにいてくれて、食べている間は影にいてくれる、そんな店員さんの細やかな配慮がうれしかったです。





バンセーンのカオソーイは、センレック(中細の米麺)です。小ぶりでありつつも深さのある器には、赤くて甘いスープとセンレックがぎゅっと入っています。その上に、2本の手羽元。さらにその上に、揚げ麺。それから、辛子高菜。仕上げにパクチーがたっぷり乗っています。いっぺんに崩し、シャキシャキのもやしと一緒に食べ進めていきます。卓上にはナンプラー、プリックポン(粉唐辛子)、プリックナムソム(唐辛子の酢)がありました。





久しぶりに食べる米麺のカオソーイがうれしくて、スープをあちこちに飛ばしながら夢中で食べました。お店を応援したい気持ちから、デザートにマンゴーアイスまで注文しましたが、あとで「ランチ時間帯はにぎわっているのに、なぜか夜はガラガラ。味は良いのになんでかな」というネットの書き込みを見つけてちょっと安心。でも、せっかくだから毎日たくさんの人に来てもらいたい!ほかのお料理も評判が良さそうなので、宴会を開くのにもおすすめしたいです。


エレベーターに乗り込んで姿が見えなくなっても、「ありがとうございました」と声をかけてくださる店員さんのおかげで、気持ちよく帰ることができました。



■今回のオーダー
カオソーイ 880円(税別) ※ランチにもカオソーイあり
マンゴーアイスクリーム 420円(税別)




■店舗情報
タイ料理バンセーン 御茶ノ水店
東京都千代田区神田駿河台3-1-1 大雅ビル5F
TEL: 03-5259-6030
11:30 - 14:30、17:30 - 23:00(L.O 22:00) /土・日・祝定休
地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅、地下鉄新宿線 小川町駅から徒歩1分


※この記事は、2017年9月に取材したものです。

※バンセーン跡地にはサヤムランナーというタイ料理屋さんが営業しているようです。(2021年9月追記)

アオ・カオソーイ!

タイ北部料理「カオソーイ」をこよなく愛するカオソーイ大使のふたりが、カオソーイの魅力を発信します。東京近郊のカオソーイを食べ歩き、カウントしています。

0コメント

  • 1000 / 1000