13カオソーイ:バンハオ(平和台)

アオ・カオソーイ!(カオソーイください!)


今回のお店は、平和台にあるバンハオです。住所は平和台ですが、平和台駅(池袋駅から地下鉄有楽町線・副都心線で5つめ)とひとつ手前の氷川台駅の中間くらいにあり、どちらの駅からも徒歩15分くらいです。お店に到着したのは、午後1時半。お昼にしては遅めなのに、店内は満席で少し待ちました。私たちがお店に入ってからもお客さんが絶えません。大人気店のようです。




カオソーイのランチセットは864円です(税抜800円)。カオソーイに生春巻き、スープ、デザートがついてきます。とってもお得!寒い中順番を待って冷えた体に、湯気の立つ温かなスープが染みわたります。ランチセットはカオソーイ以外にも、カオマンガイなどの定番メニューもそろっています。19種類の中から選べるので、通いたくなりますね!





バンハオのカオソーイの特徴は、米麺のようなつるつるした食感の中華麺と、ほろほろと柔らかいチキンです。久しぶりにカオソーイを食べるという友人は、「このチキンめちゃくちゃ好み」と嬉しそう。最近では、トッピング3兄弟(バンハオでは紫玉ねぎ、レモン、高菜)が勢ぞろいするカオソーイはご無沙汰だったので、それも嬉しいポイントでした。スープはそんなに辛くなく、すいすい飲めてしまうおいしさです。





このお店の素晴らしいところは、なんと言ってもその精神にあります。最寄駅というものが「無い」、前を通りかかる機会もほとんどない中で来てくれるお客さんに、一期一会の気持ちを大切に接することを信条にしていること。そして一皿の料理や接客に込められた覚悟が、お店のホームページにも宣言されています。そんなお店でカオソーイを食べられて、本当に幸せな気持ちになりました。





今回、なぜ平和台のお店を選んだかといえば、私が以前住んでいた町だからです。丸6年もいたのに、チェンマイ旅以前のことなので、当時はこのお店の存在を知りませんでした。でも今、こうして「またあの町に行ってみよう」と思えるお店に出会えたことが、とても嬉しいです。


平和台は決して「遊びに行く」ようなところではないけれど、おいしいお店がいくつもあって、本屋があって、都心へのアクセスも良くて、思い出があって、今でも大好きな町。そんな平和台「バンハオ」=「みんなの家」に、ぜひ行ってみて下さい。(えり)




■店舗情報
バンハオ
東京都練馬区平和台3-6-14
11:30 - 15:00、17:00 - 23:00 /水曜定休
地下鉄有楽町線 平和台駅・氷川台駅よりそれぞれ徒歩15分


※この記事は、2017年2月に取材したものです。

アオ・カオソーイ!

タイ北部料理「カオソーイ」をこよなく愛するカオソーイ大使のふたりが、カオソーイの魅力を発信します。東京近郊のカオソーイを食べ歩き、カウントしています。

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